空と君とダイヤモンドと
「あたしが好きなのは塁くんだよ…」
そう言うだけで精一杯だった。
「ごめんな。変な事言って」
「…塁くん」
「これからもういままでみたいに頻繁に会えないと思うと不安でさ。来年になったらもっと離れるのにいまから何言ったんだって話だよな」
はぁっとため息をつく。
「仕方ないよ。不安になるのは…」
「ごめんな、俺ちっちゃくてさ」
塁くんの言葉に首を横に振る。
「ちっちゃくなんかないよ」
「俺こんなんじゃなかったんだよ。ワカにヤキモチ妬くとかどうかしてんだろ」
しゃがんでしまうのであたしの視界に塁くんが入らなくなる。
「あたしだってもし、同じ立場に涼香さんがいたら嫌だと思うし。当たり前だよ」
好きだからこそ気になる。
好きだからこそ小さくもなる。
好きでいてくれてるって証拠だよ。
「俺、これから瑛梨奈ちゃんのこと幸せにしていくから」
「うんありがとう」
夜空の下で少し前に進んだあたしたち。
そう言うだけで精一杯だった。
「ごめんな。変な事言って」
「…塁くん」
「これからもういままでみたいに頻繁に会えないと思うと不安でさ。来年になったらもっと離れるのにいまから何言ったんだって話だよな」
はぁっとため息をつく。
「仕方ないよ。不安になるのは…」
「ごめんな、俺ちっちゃくてさ」
塁くんの言葉に首を横に振る。
「ちっちゃくなんかないよ」
「俺こんなんじゃなかったんだよ。ワカにヤキモチ妬くとかどうかしてんだろ」
しゃがんでしまうのであたしの視界に塁くんが入らなくなる。
「あたしだってもし、同じ立場に涼香さんがいたら嫌だと思うし。当たり前だよ」
好きだからこそ気になる。
好きだからこそ小さくもなる。
好きでいてくれてるって証拠だよ。
「俺、これから瑛梨奈ちゃんのこと幸せにしていくから」
「うんありがとう」
夜空の下で少し前に進んだあたしたち。