空と君とダイヤモンドと
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「塁ー!やったなー!」
同じ会社の人たちだろう。
スーツを着た人たちに頭を撫でられて嬉しそうにしてる。
いまは試合が終わって無事に優勝をして出待ちにきている。
でも、塁くんを祝う人が多すぎて、そこに入っていく勇気はなくて遠目に見ている。
「行かなくていいの?」
ワカに聞かれるけど
「あそこに入る勇気はないよ」
やっぱりドラフトにかかる前から遠い存在に感じてしまう塁くんに再来年プロになったらどうなるのかといらぬ心配をしてしまう。
「まーた変に不安になってんだろ」
パコンッと持っていたパンフレットであたしの頭をたたく。
「もうー」
「大丈夫だって、今来るから」
なんの根拠があって言うのだろうか。
ワカの変は自信はどこからくるのか。
でも、ワカはなぜかあたしを安心させてくれる。
「塁ー!やったなー!」
同じ会社の人たちだろう。
スーツを着た人たちに頭を撫でられて嬉しそうにしてる。
いまは試合が終わって無事に優勝をして出待ちにきている。
でも、塁くんを祝う人が多すぎて、そこに入っていく勇気はなくて遠目に見ている。
「行かなくていいの?」
ワカに聞かれるけど
「あそこに入る勇気はないよ」
やっぱりドラフトにかかる前から遠い存在に感じてしまう塁くんに再来年プロになったらどうなるのかといらぬ心配をしてしまう。
「まーた変に不安になってんだろ」
パコンッと持っていたパンフレットであたしの頭をたたく。
「もうー」
「大丈夫だって、今来るから」
なんの根拠があって言うのだろうか。
ワカの変は自信はどこからくるのか。
でも、ワカはなぜかあたしを安心させてくれる。