空と君とダイヤモンドと
「んー。離れたくないけど行かなきゃ」
ポケットの中からスマホを出してため息をつく。
「もう時間?」
「うん。バス出るぞって北川さんが」
スマホの画面をあたしに見せてくる。
「わっ!ほんとだ。はやく行かなきゃ」
「うん。行くよ。でも待って」
ぐいっと腕を引っ張られたかと思うと目の前は塁くんの厚い胸板。
「塁、くん?」
「充電。瑛梨奈ちゃん夏休みは北海道帰るんでしょ?キャンプもあるし就活もだし」
「うん。夏休み最初からあっちかなー。キャンプ中に決めたいなーって思ってるよ。キャンプは全然行けないけどね」
もうすぐさいごの毎年恒例北海道キャンプがやってくる。
あたしは就活あるし、実家で過ごす予定だけど。
「また会えなくなるからさ。充電。就職決まったらデートしようね」
おでこにチュッとキスをされる。
「うん」
就職が決まるまではなかなか塁くんとデートができない覚悟はできてた。
塁くんも塁くんで毎日忙しいし。
でも、決まれば明るい未来がまっている。
「塁くん、優勝おめでとう」
ポケットの中からスマホを出してため息をつく。
「もう時間?」
「うん。バス出るぞって北川さんが」
スマホの画面をあたしに見せてくる。
「わっ!ほんとだ。はやく行かなきゃ」
「うん。行くよ。でも待って」
ぐいっと腕を引っ張られたかと思うと目の前は塁くんの厚い胸板。
「塁、くん?」
「充電。瑛梨奈ちゃん夏休みは北海道帰るんでしょ?キャンプもあるし就活もだし」
「うん。夏休み最初からあっちかなー。キャンプ中に決めたいなーって思ってるよ。キャンプは全然行けないけどね」
もうすぐさいごの毎年恒例北海道キャンプがやってくる。
あたしは就活あるし、実家で過ごす予定だけど。
「また会えなくなるからさ。充電。就職決まったらデートしようね」
おでこにチュッとキスをされる。
「うん」
就職が決まるまではなかなか塁くんとデートができない覚悟はできてた。
塁くんも塁くんで毎日忙しいし。
でも、決まれば明るい未来がまっている。
「塁くん、優勝おめでとう」