空と君とダイヤモンドと
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「もう、明日行っちゃうんだな」
出発の前の日。
最後の日にたまたま塁くんの練習がお休みだったので一緒に過ごしている。
「…うん」
「俺がすぐ追いかけたいんだけどさ。先にワカが行くんだもんなー」
塁くんが悔しそうな顔になる。
「…それ、は」
「わかってる。仕方ないことだし。それにワカがプロになれたのは俺も嬉しいよ」
あたしをぎゅっと抱きしめる。
「…塁、くん」
「頭ではわかってんだよ。でもなんで俺はまだこんなとこでくすぶってんだって。ワカがプロに入れたのは当然なのはわかってんだ。アイツは俺が初めて見た時には他と素質が違ったから…」
塁くんはワカのことをきちんと認めているって知ってる。
高校のころからワカを見てきてるんだ。
ワカも塁くんを。
塁くんもワカを。
お互いに認めあってる。
「もう、明日行っちゃうんだな」
出発の前の日。
最後の日にたまたま塁くんの練習がお休みだったので一緒に過ごしている。
「…うん」
「俺がすぐ追いかけたいんだけどさ。先にワカが行くんだもんなー」
塁くんが悔しそうな顔になる。
「…それ、は」
「わかってる。仕方ないことだし。それにワカがプロになれたのは俺も嬉しいよ」
あたしをぎゅっと抱きしめる。
「…塁、くん」
「頭ではわかってんだよ。でもなんで俺はまだこんなとこでくすぶってんだって。ワカがプロに入れたのは当然なのはわかってんだ。アイツは俺が初めて見た時には他と素質が違ったから…」
塁くんはワカのことをきちんと認めているって知ってる。
高校のころからワカを見てきてるんだ。
ワカも塁くんを。
塁くんもワカを。
お互いに認めあってる。