空と君とダイヤモンドと
「いいのいいの。会社の人に会ったらまずいけど」
「ってこんな狭い球場だよ?ドームと違うんだよ?」
「その時はその時」
実は昨日、うちの会社が決勝進出を決めたとわかって、応援要請のプリントか配られたからか相手側のスタンドにはたくさんの応援する人たちがいた。
「あ、塁くんの打席だー」
「塁くんってずっとスタメンなんでしょ?すごいよね」
彼は去年入部してから1度もスタメンを外れたことはないんだ。
「塁くん、ホームランでも打たないかなぁ?」
なんて呑気なことを言いながら見てた時だった。
━━ズコッ!!!!
すごい音がして塁くんが倒れる。
「塁、くん?」
バッターボックスに倒れ込む塁くんは右肩を抑えてうずくまってる。
「あたった…?」
「だね。なんともないといいんだけど」
デッドボールとして試合は続行だけど、塁くんではなく別の人が代走を務めていた。
「ってこんな狭い球場だよ?ドームと違うんだよ?」
「その時はその時」
実は昨日、うちの会社が決勝進出を決めたとわかって、応援要請のプリントか配られたからか相手側のスタンドにはたくさんの応援する人たちがいた。
「あ、塁くんの打席だー」
「塁くんってずっとスタメンなんでしょ?すごいよね」
彼は去年入部してから1度もスタメンを外れたことはないんだ。
「塁くん、ホームランでも打たないかなぁ?」
なんて呑気なことを言いながら見てた時だった。
━━ズコッ!!!!
すごい音がして塁くんが倒れる。
「塁、くん?」
バッターボックスに倒れ込む塁くんは右肩を抑えてうずくまってる。
「あたった…?」
「だね。なんともないといいんだけど」
デッドボールとして試合は続行だけど、塁くんではなく別の人が代走を務めていた。