空と君とダイヤモンドと
「塁くん!大丈夫!?」
「んー。折れてるって」
病院の廊下。
苦笑いしながら話す。
「…大会は?出れる?」
来月。
去年みにいったあの大会が行われる。
「…無理」
「そんなぁ…」
あの大会でプロに注目してもらうんだって意気込んでた塁くん。
「…瑛梨奈ちゃん」
「ん?」
「ここで言うのもあれなんだけどさ…」
急に深刻そうな顔になる塁くん。
「…塁くん?」
「俺たち別れよっか」
「…え?」
一瞬なんて言われたのか理解するまで時間がかかった。
だって急にそんなこと言われるなんて思ってなくて。
「俺、このままじゃダメになる」
「ダメ?」
「ワカのことすっごい大切な後輩だったはずなのに応援できねぇんだよ」
苦しそうな顔になる塁くん。
「…塁くん」
「ごめん。俺こんなに弱くてごめん。だけど、このまま瑛梨奈と続けていくと俺がほんとにダメになるから」
あたしに頭を下げる。
「んー。折れてるって」
病院の廊下。
苦笑いしながら話す。
「…大会は?出れる?」
来月。
去年みにいったあの大会が行われる。
「…無理」
「そんなぁ…」
あの大会でプロに注目してもらうんだって意気込んでた塁くん。
「…瑛梨奈ちゃん」
「ん?」
「ここで言うのもあれなんだけどさ…」
急に深刻そうな顔になる塁くん。
「…塁くん?」
「俺たち別れよっか」
「…え?」
一瞬なんて言われたのか理解するまで時間がかかった。
だって急にそんなこと言われるなんて思ってなくて。
「俺、このままじゃダメになる」
「ダメ?」
「ワカのことすっごい大切な後輩だったはずなのに応援できねぇんだよ」
苦しそうな顔になる塁くん。
「…塁くん」
「ごめん。俺こんなに弱くてごめん。だけど、このまま瑛梨奈と続けていくと俺がほんとにダメになるから」
あたしに頭を下げる。