空と君とダイヤモンドと
「そうそう。似てるー!」
「いや、そうでもなくね?」
高谷くんがしびれを切らしたかのように口をだす。
「えー?違う?いや、秋が言うなら違うのか。高校の同級生だもんな」
「あ、あぁ」
高谷くんの出身校を有紗が知らないかが不安になってくる。
でも、どうしてあたしはここまでしてワカのことを隠したいのだろうか。自分でもはっきり言ってわからないんだ。
「さ、飲みに行こう!」
椎名くんがあたしたちの背中を押す。
「行こう、瑛梨奈」
「…瑛梨奈っていうの?」
有紗の言葉に椎名くんが反応してその横で高谷くんが顔を覆ってる。
これは、名前も知ってるんだと悟る。
でも、名前はもう有紗が言ってしまってるし嘘のつきようがない。
「は、はい」
「ふーん」
なにか含みを持たせるような椎名くんの瞳。
でも、それ以上なにもいう気はないみたいだ。
なんだか嫌な予感しかしないのは気のせいだろうか。
「いや、そうでもなくね?」
高谷くんがしびれを切らしたかのように口をだす。
「えー?違う?いや、秋が言うなら違うのか。高校の同級生だもんな」
「あ、あぁ」
高谷くんの出身校を有紗が知らないかが不安になってくる。
でも、どうしてあたしはここまでしてワカのことを隠したいのだろうか。自分でもはっきり言ってわからないんだ。
「さ、飲みに行こう!」
椎名くんがあたしたちの背中を押す。
「行こう、瑛梨奈」
「…瑛梨奈っていうの?」
有紗の言葉に椎名くんが反応してその横で高谷くんが顔を覆ってる。
これは、名前も知ってるんだと悟る。
でも、名前はもう有紗が言ってしまってるし嘘のつきようがない。
「は、はい」
「ふーん」
なにか含みを持たせるような椎名くんの瞳。
でも、それ以上なにもいう気はないみたいだ。
なんだか嫌な予感しかしないのは気のせいだろうか。