空と君とダイヤモンドと
「ちょっと座るか」
塁くんが近くにあったベンチに腰をかける。
「…うん」
あたしも塁くんの隣に腰をかけた。
「合宿来てからさ、夜会えなくてさ。なんか寂しいなーって思った」
「…塁くん」
あたしと塁くんははじめてベランダであった日から寮にいるときは毎日ベランダで夜話すのが日課になっていた。
「気になる。瑛梨奈ちゃんが」
「…え」
「最近はワカにとられちゃうのかなーとが考えるし。さっきはなんか知らないやつがくるし…なんか目が離せないんだよ」
はぁっとため息をつく。
ドキドキが止まらない。
なにこの告白されてるような感覚。
〝好き〟
なんて言葉は言われてないのに。
「あたしが好きなのは塁くんだよ!」
「うん。知ってる」
ニコって笑う。
「…じゃあ」
付き合いたい。
「付き合うつもりはないんだ。ごめん。なのに気になるとか俺どうしょうもねぇな」
塁くんがそのまま歩き出す。
あたしはその場からしばらく動けなかった。
塁くんが近くにあったベンチに腰をかける。
「…うん」
あたしも塁くんの隣に腰をかけた。
「合宿来てからさ、夜会えなくてさ。なんか寂しいなーって思った」
「…塁くん」
あたしと塁くんははじめてベランダであった日から寮にいるときは毎日ベランダで夜話すのが日課になっていた。
「気になる。瑛梨奈ちゃんが」
「…え」
「最近はワカにとられちゃうのかなーとが考えるし。さっきはなんか知らないやつがくるし…なんか目が離せないんだよ」
はぁっとため息をつく。
ドキドキが止まらない。
なにこの告白されてるような感覚。
〝好き〟
なんて言葉は言われてないのに。
「あたしが好きなのは塁くんだよ!」
「うん。知ってる」
ニコって笑う。
「…じゃあ」
付き合いたい。
「付き合うつもりはないんだ。ごめん。なのに気になるとか俺どうしょうもねぇな」
塁くんがそのまま歩き出す。
あたしはその場からしばらく動けなかった。