空と君とダイヤモンドと

幸せはすぐそこに?⚾︎

「大輝くん!」

「若松くん!」



10月末のある日。
秋季リーグ最終戦後。
出待ちが半端ないことになってる。
大半がワカの出待ち。



「すげぇ」



良基がびっくりしている。



「今回の秋季リーグの2位はワカの活躍あってこそだからねぇ」


「俺だって試合出たのに」



良基がしゅんとしてる。



「代打で二試合だろ!もっと出てからいえ!」



ワカが良基の頭を叩く。



「やっぱすげぇわ。ワカ」


「まぁ、その辺の一年とは違うよね」


「…お前褒めすぎんなよ。照れる」



あたしの頭を軽く叩く。



「そこまで褒めてないんだけど」


「冷てぇ!」



ワカとこの関係が心地よい。



「お前、塁さんとかさあとあの北海道の男とかどうなってんだよ」



あたしにち耳打ちをしてくる。

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