空と君とダイヤモンドと
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「寒くなってきたなー」


11月某日。
少しずつ寒さがましてきた今日このごろ。



「北海道よりはましなんじゃねぇの?」



ワカがあたしの言葉に反応する。



「まぁ、そうだね。この時期もう寒いわ」



洗濯かごを抱える。



「洗濯?」


「うん!」


「ひと段落ついたらいくわー」



ヒラヒラ手を振ってグラウンドへ行く。

ワカを見送ってあたしも寮へと向かう。



「ねぇ」



寮の前にいた女の人二人に声をかけられる。



「はい?」



あたしはその人たちの顔を見てみるが知り合いではない。



「大輝くん目当てでマネージャーやってるの?」


「は?」



その女の人の発言に首を傾げる。



「違うの?大輝くんのこと好きだからやってるんでしょ?」



言ってる意味が理解できない。
大体この人誰だよ。

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