空と君とダイヤモンドと
「大輝!」



頭を抑えてた人がバッとあたしから離れる。



「麗奈(レイナ)!お前何してんだよ!瑛梨奈に!」



ワカが麗奈と呼ばれた人の胸ぐらを掴む。



「あたしは悪くない」



麗奈さんはワカから顔を背ける。



「おまっ、ふざけんな!」



麗奈さんをガンッと離して、もう1人の人からあたしを離す。



「お前らつぎこういうことしたらただじゃおかねぇからな!」



ギロっとした目に彼女たちが怯む。



「だって女子のマネージャーなんていらないじゃん。それに大輝くんだってなんでこんな子と仲良くしてるの?しょうがなく?」


「俺が好きでこいつといる。誰の指図もうける筋合いはねぇし!こいつはな!マネージャーの仕事ちゃんとやってる!お前とは違うからな!」



麗奈さんの方を見る。



「あたしとは違うって…」


「高校んときのこと覚えてんだからな。お前は俺目当てでマネージャーなったんだ」

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