空と君とダイヤモンドと
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「なぁなぁ!クリスマスだぜ!もうすぐ!」



授業後、良基が騒がしく話してくる。



「それがどーしたの?」



架純が首を傾げる。



「いやいや、彼氏彼女いないんだからさ!」


「あーみんなで過ごそうって?」



架純がふふっと笑う。



「あ…」


「じゃあみんなでパーティしようぜ!な?」



ワカがあたしの顔をのぞき込む。



「あ、あたしは行けない」


「は?」



ワカが不機嫌オーラになる。



どうしよう。
めっちゃ言い難い。



「実家でも帰んの?」



ワカがあたしの視線を捉える。



「違う…」


「なに?」



ワカの視線から逃れようにもワカがそれを許してくれない。



「なんでもいいじゃん」



あたしはそれだけ言うと立ち上がる。



「ワカには関係ない」


そうワカに告げて講堂を出る。


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