空と君とダイヤモンドと
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「塁くん!」



いつも俺のところに笑顔でやってくる彼女に初めから惹かれてた。



惹かれ初めてたところに急に告白してくるし。
部屋はまさかの一昨年まで涼香がいたところだし。


涼香に会いたくて仕方なくて
思い出のベランダにいったんだ。
そしたらまさかそこの窓があいて、瑛梨奈ちゃんが出てくるとは思わなかった。


ベッドで目を瞑って浮かんでくるのは。
涼香じゃない。
いつも俺を見る瑛梨奈ちゃんの笑顔。


なのにさっきは俺のせいで苦しそうな顔をしてた。
俺が中途半端にしたから。



━━♪♪♪



ぼーっと瑛梨奈ちゃんのことを考えてるとスマホが着信を知らせる。



「…ワカ」



ワカが俺に電話してくるなんて珍しかった。

なんの話なのかは検討がつくけどな。



「はい」



俺はすーっと息を吸って電話に出る。



『部屋行ってもいいっすか?』


「あぁ」


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