君に愛されて..
「久しぶりだな、こうやって話すのも」
「そ、うですね」
緊張なのか、先ほどの二人のやりとりを見ての動揺なのか分からないけど、私の声は震えていた
「ご卒業、おめでとうございます」
彼の目を見て言う
「ありがとう、あっという間だったよ」
先輩は優しく微笑んでくれた
好きが溢れる
どうしてこんな立場なんだろう
どうして?どうしてなの?
自分の汚い、醜い感情が現れる
「話ってなんだった?」
好きなんて伝えれない
二人を引き裂くことなんて出来ない