君に愛されて..
「ゆぅ、俺と高校生活最後の夜、送ってくれない?」
「..はっい??」
「来ても来なくても良い。俺の最寄り駅分かるよな?今日の20時に待ってる。来てくれるなら、泊まりの用意も持ってこいよ?俺の18の誕生日、祝って?」
先輩はそれだけ言うと、呆然と立ち尽くす私を置いてその場から去った
「..ど、うゆうこと?」
私が愛されたかったって言ったから?
佳奈ちゃんにバレたらどうするの?
絶対に行くことは許されない
私はしばらく先輩が去った方向を見つめて動けなかった