君に愛されて..
「あ、そうだ、たっちゃん」
「ん?」
「今日ね、あの夢みたよ」
あの夢とは、そう、先輩の夢
「まじ?大丈夫か?」
「うん、大丈夫、だけどちょっと懐かしいなって」
「あれから半年以上経つもんな」
「...でもまだそんなに経ってないんだね」
あれから先輩には振られた
先輩が選んだのはやっぱり加奈ちゃんだった
私がそれ以上話を続けなかったからか、たっちゃんも何も言わなかった