君に愛されて..
少しずつ動き出す
「えっと、仙崎悠馬くん、ですか?」
「あ、安田さんだよね、ひろ先輩から聞いてる」
先輩に言われた通り仙崎悠馬くんを探した
意外とすんなり見つかったのは、たっちゃんが彼のことを知っていたから
「ねぇ、安田さん」
「え?」
「ひろ先輩、本気だからしっかり考えてあげて?」
彼が何を知ってるのか分からない
けど私はしっかりと頷いた
「しっかし、安田さんは本当に可愛いな!」
「はぁ!?」
先輩の連絡先を書いた紙を渡しながら仙崎くん
「いや、ひろ先輩がよく言ってたからさ!可愛くて仕方ない後輩がいるって!」
「先輩が..?」
嘘でしょ?