君に愛されて..







‪本当は覚えていた‬

‪先輩の携帯番号‬


‪高校時代、あんなに電話したんだもん‬

‪先輩が卒業してから約半年‬




‪でも、片想いをしてからは一年半以上経っていた‬

‪忘れられるはずないよね‬


‪好きだった人の携帯番号‬




‪「もし、もし?」‬

‪私は部屋で寝ている愛菜を起こさないように廊下に出て、非常階段に座った‬


‪「もしもし?ゆぅ?」‬

‪うわっこれダメかも‬


‪懐かしすぎて思い出が一気に蘇る‬





‪「はいっ、優梨ですっ」‬

‪「ふはっ!何だそれ!笑」‬



‪電話越しで先輩がケラケラ笑っている‬






< 139 / 249 >

この作品をシェア

pagetop