君に愛されて..
story 5
少しずつ変わる気持ち
「じゃ、そろそろ始めっか!」
あれから個々に練習を始めたみんなだったけど、巧くんが立ち上がってそう言った
まだ数時間しか経ってないけど、みんな気さくに話しかけてくれてだいぶ打ち解けられたおかげで、君付けまで出来るようになった
やっぱり、ひろくんの友達は良い人ばかりだな
そしてそして、巧くんはドラム担当で、葉くんがギター兼ベース、隼人がキーボード
ひろくんは
「よしゃ、準備オッケー」
そう、もちろんヴォーカル
「おっしゃ、気合い入れすんぞ〜〜」
葉くんが仕切り役みたいで、さっきとは打って変わったような表情をしていた