君に愛されて..






「そんな事ないですよ!ただ、なんか胸に響くっていうか、すごく素敵な歌詞ですね」


基本オリジナルしか歌わない

さっきひろくんが言っていた言葉を思い出した



「お、よくぞ言ってくれた!」

隼人がニヤニヤしながらひろくんを見た






「お前余計なこと言うなよ」

「余計なことなんて言わねぇよ?笑」

「やめろ」

「え〜〜?笑」


また2人が言い合いを始める



「あの歌詞はね、寛樹が書いたんだよ」

巧くんがこっそり教えてくれた




「え?ひろくんが?」

「そう、高校時代のなんっーの?青春をイメージしたらしい!笑」


「高校時代..」



そっか、佳奈ちゃんを想って書いた歌詞なんだ

少し胸がチクっと痛んだ






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