君に愛されて..







「巧!余計なことを!」

隼人と言い合いしてたひろくんが少し顔を赤らめて寄ってきた


「本当のことだろ?笑」



巧くん逃げるように私から離れた





「もーやだ」

ひろくんは顔を手で覆いながら私の前に座り込む


「ひろくん?」

「女々しくてかっこわりーだろ?」


「そんなことない!すごく素敵な歌詞ですよ!」



本当に素敵な曲だった



「お前、これ誰に当てた歌詞か分かってるの?笑」

ひろくんはそう言うと立ち上がり私の頬を両手で包み込んだ



「え?」

「ゆぅだよ?」




わた、し?



「またどうせ佳奈だと思ってたんだろうけど、残念でした〜〜」

ひろくんは少し不機嫌そうな顔をする





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