君に愛されて..






「っ..たっちゃん!」

「ん〜〜?」



一歩先を歩くたっちゃんは、私の方を振り向かずに返事をした


傷付いてる

それだけはよく分かった




「山本さん!可愛い人だったね!」

「そうだな〜」

「優しそうだし!」

「うんそうだな〜」




普段の何倍も口数が増える


それは、沈黙に耐えられないと思ったから


「きっと、お似合いだね!!」

この言葉を言った瞬間、たっちゃんは私の方を見た





< 189 / 249 >

この作品をシェア

pagetop