君に愛されて..
「別にそんなんじゃねーよ」
たっちゃんは鞄を持つと席を立ってドアに向かって歩き出した
「たっちゃん..」
傷付けてるのは私なんだ
何で変われないんだろう
何でたっちゃんじゃないんだろう
私を誰よりも大切に思ってくれているのに
先輩より、素敵な人なのに
「おーい、竜也なんで不機嫌なんだよ!」
しんちゃんが後を追いかけて、肩を回しいつも通り絡み出した
そこがしんちゃんの良いところだね