君に愛されて..







それは彼が一番良く知っていた

だからこそいつもフォローしてくれていた

助けてくれていた


そっか、もう一人で歩いて行かなきゃいけないんだ

やっぱり私の方が彼に甘えてたんだよ





「あっ..」

気付いたら、涙が溢れた


たっちゃんがの表情が、しまったと後悔の色に変わった

自分が悪い


気持ちに気付くのが遅かったことが悪い

今までたっちゃんの気持ちを踏みにじっていたことが悪い



バチが当たった

ただそれだけ


でも、気持ちを踏みにじっていたわけじゃないんだ

大切で大好きだったからこそ一緒にいたかった



たっちゃんの隣にいる自分は本当の自分で好きになれた

彼の幼馴染でいられることが幸せだったの






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