君に愛されて..






「ゆぅっ!ごめ「愛菜、ちょっと行ってくる!」


え?

優梨が笑ってる




優梨は昔から泣き出したら止まらない子だった

なのに、強がってでも笑っている


そして俺の謝罪は聞きたくないとばかりに、遮られた


愛菜は俺と優梨を交互に見ながらオドオドしていた


俺は呆然と立ち尽くす




優梨が佐藤と非常階段の方に消えていく

他の野郎が囃し立ててるがそんな音すら聞こえない


俺の目に映るのは優梨だけ


聞こえる音も優梨が佐藤に話しかけている声だけ





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