君に愛されて..






「例え、あいつが他の誰かを好きで、他の誰かと付き合ったとしても、俺は優梨だけが好きなんだ。これから先何があっても、ずっと」


だからごめん




そう言おうとした


もう一度山本さんと向き合おうときちんと目を見た



そうしたら、山本さんは真也達と同じ表情をしていた





「遠藤くんに想われてる優梨ちゃんは幸せ者ね!早く行かないと取られちゃうよ?笑」


そう言うと山本さんは俺の体を反転させて、ポンっと背中を押した

ギャラリーも道を開けてくれた




「ほら、早く行きなさいよ」


山本さんの声が震えていることが分かる





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