君に愛されて..
「優梨ちゃんっ?」
佐藤くんが焦っているのが分かる
「ごめんねっ..私っ、たっちゃんが好きなのっ..きっとこれから先もこの気持ちは変わらないっ..だから佐藤くんとは付き合えないっ..」
初めて言葉に出した
彼が好きだということ
ぼやける視界に、佐藤くんの手が伸びてくることが分かる
「優梨ちゃ「ゆぅに触っていいのは、俺だけだから」
《ギュッ..》
振り向かなくても分かる
私が一番大好きな温もり
大好きな匂い
一番安心できる場所