君に愛されて..






「ごめんな佐藤、そーゆうことだから」

「遠藤..」


たっちゃんは私を胸の中に痛いくらいの力を込めて閉じ込めた



「俺が入る隙もないか..お幸せにな!」

佐藤くんの声が微かに聞こえた




そして彼の足音が遠くなって、聞こえなくなった



「っ..たっちゃ《チュッ》

え..??


「ぷっ..なにその間抜け面!」



顔を上げると頬に柔らかいものが当たった






それが何なのか、徐々に理解出来ると、身体中の体温が頬に集まってきた感覚に陥った



「な、な、な、なっ!!」


たっちゃんから離れて頬を抑える





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