君に愛されて..
「ごめん、なさい..」
「ほんと最低!!」
あ、殴られる
瞬時に私はそう思った
人に殴られる時って、本当にスローに見えるんだ
私はゆっくりと目を瞑った
「先輩、そこまでにしてくれませんか?」
あれ、殴られない..??
「遠藤、くん??」
「これ以上ゆぅのことを傷付けるなら、俺が許しませんよ」
私はそっと目を開けた
目の前には私の大好きな大きな背中があった