秘密のキミと
2-B
___ 着いたときには入学式は終わっていて、
クラス発表の時間だった。
「よかった...間に合った...」
そう私が零していたら...
バチンッ
「痛っ...」
誰かに頭を叩かれた。
隣を見ると私の袖をツンツンと引っ張っている
可愛い女の子と、
偉そうに仁王立ちしている小僧...
男の子がいた。
「ここちゃん...」
涙目で私の袖を引っ張りながら
か細い声でそういった彼女
...武井 実里 -takei minori-
彼女は私の1番の親友だ。
1年の頃、ぶりっ子だとかなんとかで
いじめられていた彼女を助けたのがきっかけ。