お見合い相手は冷血上司!?
「鈴原……亜子さん、ですか。あなたのような素敵な女性にもプロモーションに参加していただけてとても嬉しいです。マリーシリーズは、鈴原さんぐらいの女性をターゲットにしていますから。ぜひ貴重なご意見もお聞かせくださいね」
「はい。マリーシリーズ、私も兼ねてから愛用しています。こちらこそ色々とお話をお聞かせください。よろしくお願いします」
すっと腕が伸びてきて、私もそれを固く握り返す。
さすがは広報部長。彼はまさに、顔を全部使って笑う、という言葉がピッタリな人だ。
「今回のコンセプト案もよかったね。僕はA案が好きだけど、マリーのイメージならB案かなぁ」
「そうですね。二つご用意しましたが、イメージに合うのは正直後者かと。しかし、それは従来のものなので、ここで新たなイメージを持ってくるというあたりでは、A案も悪くはないですよ」
プロモーションの撮影に使うロケーション撮影地に到着するまでも、二人はずっと仕事の話に花を咲かせていた。
いくら仕事の話でも、課長がこんなに誰かとキャッチボールしている姿を見るのは初めてかもしれない。
「はい。マリーシリーズ、私も兼ねてから愛用しています。こちらこそ色々とお話をお聞かせください。よろしくお願いします」
すっと腕が伸びてきて、私もそれを固く握り返す。
さすがは広報部長。彼はまさに、顔を全部使って笑う、という言葉がピッタリな人だ。
「今回のコンセプト案もよかったね。僕はA案が好きだけど、マリーのイメージならB案かなぁ」
「そうですね。二つご用意しましたが、イメージに合うのは正直後者かと。しかし、それは従来のものなので、ここで新たなイメージを持ってくるというあたりでは、A案も悪くはないですよ」
プロモーションの撮影に使うロケーション撮影地に到着するまでも、二人はずっと仕事の話に花を咲かせていた。
いくら仕事の話でも、課長がこんなに誰かとキャッチボールしている姿を見るのは初めてかもしれない。