私を愛してくれたのはあなたでした
「瞬!!!」
私は走って病室まで行った。
「由紀さん!」
先生が呼んだ。
「由紀さん!いま、瞬くんがとても危険な状態です。
おそらく、あと1時間程度でしょう...。」
そんな...。うそだよね?嘘だよね?!
「瞬...!!!!瞬ー!!!
私を置いていかないで?1人だよ?」
お義母さんが叫んでいる。
こんなに取り乱したのを見たのは初めてだ。
それは当たり前のことだよね。
自分の息子が...。