浅葱色の記憶
間者疑い
「どうしても行かなければならないの?」

「どうしてもって、こともないけど
入隊が認められたわけだし
行こうかなって…」

「サクタ様は、記憶もなく
日常生活も不便ですのに!!」

「なんとかなるよ
佳乃が色々教えてくれたから!」

「心配です!」

「なら、一緒に来る?」

「行きません!!!」




知り合って数日だけど、佳乃がものすごく
私を心配して、大反対

仕舞には、泣き出す



「大丈夫だって!
怪我しなきゃいいんでしょ?」


「……」


「時々、会おう!」


「……」


「十日に一度!」


「……わかりました」


「何かあったらすぐに知らせる」


「何かなくても、何でもお話し下さい」


「うん わかった」




佳乃の許可を得た



いつまでも居候してたら、ご両親が期待して、本当に夫婦にさせられそうだからね


















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