浅葱色の記憶
その夜
眠る永倉さんを暗闇で見つめた
もしかしたら…
私は、この手を離し
自ら未来へ戻ったのかもしれない
こんなに私を思ってくれている人に
何の相談もなしに
だとしたら…
私が、未来へ戻った理由は…
1つだけ…
そっと、手を離そうとすると
「真結…?」
「すみません…起こし…ズズッ…ごめん…
なさっ…」
「泣いてんのか!?どうした?」
「すみません…ヒック」
「何、謝ってんだ?真結?泣くなよ」
「私… 私… どうして…」
「落ち着け な?」
永倉さんが、優しく宥めてくれて
抱きしめてくれるけど
罪悪感が、ハンパなかった
一晩中泣き、朝餉を作りに行こうとしたけど、土方さんのところに連れて行かれ
朝巡察の当番である永倉さんは、出掛け
私は、仕事を休み
土方さんの部屋で、泣き続けている
そんな私に、土方さんが言った
「何でも抱え込むな
1人じゃねぇ 皆で知恵でも、力でも
何でも、お前に出来ることは、全部する
俺たち、仲間だろ?」
嬉しかった
と、同時に
悲しくなった
私は、消えてしまうかもしれない
今回は、記憶だけで済んだけど
次、未来に戻れば
もう、ここに帰って来れないかも
あんなに未来に帰りたかったのに
「土方さん…私…ここに居たいよ…
ずっと…ここに居たいよぉ」
懇願するように、泣いた
眠る永倉さんを暗闇で見つめた
もしかしたら…
私は、この手を離し
自ら未来へ戻ったのかもしれない
こんなに私を思ってくれている人に
何の相談もなしに
だとしたら…
私が、未来へ戻った理由は…
1つだけ…
そっと、手を離そうとすると
「真結…?」
「すみません…起こし…ズズッ…ごめん…
なさっ…」
「泣いてんのか!?どうした?」
「すみません…ヒック」
「何、謝ってんだ?真結?泣くなよ」
「私… 私… どうして…」
「落ち着け な?」
永倉さんが、優しく宥めてくれて
抱きしめてくれるけど
罪悪感が、ハンパなかった
一晩中泣き、朝餉を作りに行こうとしたけど、土方さんのところに連れて行かれ
朝巡察の当番である永倉さんは、出掛け
私は、仕事を休み
土方さんの部屋で、泣き続けている
そんな私に、土方さんが言った
「何でも抱え込むな
1人じゃねぇ 皆で知恵でも、力でも
何でも、お前に出来ることは、全部する
俺たち、仲間だろ?」
嬉しかった
と、同時に
悲しくなった
私は、消えてしまうかもしれない
今回は、記憶だけで済んだけど
次、未来に戻れば
もう、ここに帰って来れないかも
あんなに未来に帰りたかったのに
「土方さん…私…ここに居たいよ…
ずっと…ここに居たいよぉ」
懇願するように、泣いた