浅葱色の記憶
幹部の皆が集まってくれた


「私…」



皆が、私を見守る


「私、多分…
未来に戻って、死のうとしたんだと思う
中山さんが、言ってた
私、飛び降り自殺図ったらしくて
多分…それが最初ここに来た切っ掛けなんだと思う…」


「サクタ君… 以前の君は、その後未来で
また、自殺を図ったらしいんだ
ここに戻る為にね 酷く反省していたよ…」


「だから、誰にも相談せず
未来に戻ったんですね
運悪く記憶を無くしたけど
またここに戻って来れて、よかった」


「真結…これからは、何でも言ってほしい」


「はい」


「永倉君に言いにくかったら、私に!」

「なんで、総司だよ!!俺だろうが!」

珍しく、土方さんが子供みたいに張り合う

「いえいえ、こういう事は、僕ですね」

「聞くのは、得意だよ!」

「俺も聞く」

「俺だって!」

「体動かしてスッキリしたいときは
俺が相手してやろう!」



「ありがとうございます
私って、幸せ者ですね
ここにいる為とはいえ、死のうだなんて
罰が当たって、記憶が消えたんですね
これからは、皆に相談します!
頼りにしてますよ!」











< 113 / 171 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop