浅葱色の記憶
成し遂げたからか
妙に、落ち着いていた
拷問されようが
何されようが
未来の事は、言わないでおこう
男だと嘘をつこう
ここで、生きる為
最初に皆と会ったときのように
皆、私の事、覚えていないのだから
「すみませんね…助けてくれたというのに
どうぞ、水です それから、握り飯」
山南さん 癒されるわぁ
口元に運ばれたそれらをたいらげた
「ご馳走様でした」
「いえいえ
僕は、山南と申します
貴方の名前は?」
「サクタです」
「サクタ君ですか
どうして、助けてくれたのですか?」
サクタ君という響きが心地よかった
ふっと、笑ってしまった
「なぜ、笑うのですか?」
「怪しい私に、優しくしてくれるから
嬉しくて!」
「怪しいとは、思いませんよ
不思議だなぁとは、思いますけど」
「不思議?」
「ええ まるで、新選組を知ってるように
助けてくれたみたいですからね」
やはり、山南さんは、凄いな
「知ってますよ
入隊の申し込みしたいと思ってました
たまたま池田屋にいたら、御用改めがあり
私も、必死でした」
「そういう知っているじゃないんだ」
山南さんの目は、私の心の中まで読んでいるようだった
「君が助けてくれた3人に話を聞き
また、ここにくるよ」
山南さんが蔵を出た
ふぅー
もしかしたら、新選組で1番怖いのは
土方さんじゃなくて、山南さんかも
って、くらい
途中から、怖かった
妙に、落ち着いていた
拷問されようが
何されようが
未来の事は、言わないでおこう
男だと嘘をつこう
ここで、生きる為
最初に皆と会ったときのように
皆、私の事、覚えていないのだから
「すみませんね…助けてくれたというのに
どうぞ、水です それから、握り飯」
山南さん 癒されるわぁ
口元に運ばれたそれらをたいらげた
「ご馳走様でした」
「いえいえ
僕は、山南と申します
貴方の名前は?」
「サクタです」
「サクタ君ですか
どうして、助けてくれたのですか?」
サクタ君という響きが心地よかった
ふっと、笑ってしまった
「なぜ、笑うのですか?」
「怪しい私に、優しくしてくれるから
嬉しくて!」
「怪しいとは、思いませんよ
不思議だなぁとは、思いますけど」
「不思議?」
「ええ まるで、新選組を知ってるように
助けてくれたみたいですからね」
やはり、山南さんは、凄いな
「知ってますよ
入隊の申し込みしたいと思ってました
たまたま池田屋にいたら、御用改めがあり
私も、必死でした」
「そういう知っているじゃないんだ」
山南さんの目は、私の心の中まで読んでいるようだった
「君が助けてくれた3人に話を聞き
また、ここにくるよ」
山南さんが蔵を出た
ふぅー
もしかしたら、新選組で1番怖いのは
土方さんじゃなくて、山南さんかも
って、くらい
途中から、怖かった