浅葱色の記憶
「行け!!」





桂さんに突き飛ばされ


河原にいる皆に見つかる



もう一度、行けと突き飛ばされ
私は、座り込んだ


駆けてくる皆の足音



桂さんは、私に背を向けた




「幸せになれるんだろ」


「はい」









私は、桂さんを利用した
結果、傷つけて

それなのに


私は、幸せになろうとしている





ごめんなさい







「桂さん!!ありがとう!!
コレ!大切にする!でも、もう…
鳴らしても助けてくれなくていいから!
私、新選組の隊士ですから!
ちゃんと!今!あるべきを考えるから!
だから!桂さんも、幸せになって!!
私より、いっぱい幸せになって!!」





振り返ることは、なかったが

大丈夫だって感じた






ありがとう 桂さん
















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