浅葱色の記憶
どうしてだろう…
人と深く関わるのが、怖い…
だけど、聞かなければ
「中山さん
未来の私は、事故に遭ってたんですか?」
「そうなんだよ!すげぇ血まみれで!
頭を打ったんだろうな!んで!救急車を
呼んでやろうと…
あれ? そうだ…
救急車を呼ぼうとしたら、ぱあっと
明るくなって…目を開けたらここだ!!
だけど、ここに来て良かった!
俺、昨日も斬ったんだ!」
「……中山さん
人を斬ったりしないで下さい!
斬る為に強くなったわけじゃない」
「サクタ…ここは、俺達の時代と違う
斬っていいんだよ!」
「そんなのいいわけない!」
「サクタ!!帰ってんなら、挨拶こいや!」
土方さんの怒鳴り声に、話を中断された
やはり、中山さんとは仲良くなれない
「もめてたか?」
「少し」
「具合は?」
「もう平気です」
「サクタ」
「はい」
「遠慮は、すんな」
「……はい」
自信がないから
一度も顔を上げられなかった
人と深く関わるのが、怖い…
だけど、聞かなければ
「中山さん
未来の私は、事故に遭ってたんですか?」
「そうなんだよ!すげぇ血まみれで!
頭を打ったんだろうな!んで!救急車を
呼んでやろうと…
あれ? そうだ…
救急車を呼ぼうとしたら、ぱあっと
明るくなって…目を開けたらここだ!!
だけど、ここに来て良かった!
俺、昨日も斬ったんだ!」
「……中山さん
人を斬ったりしないで下さい!
斬る為に強くなったわけじゃない」
「サクタ…ここは、俺達の時代と違う
斬っていいんだよ!」
「そんなのいいわけない!」
「サクタ!!帰ってんなら、挨拶こいや!」
土方さんの怒鳴り声に、話を中断された
やはり、中山さんとは仲良くなれない
「もめてたか?」
「少し」
「具合は?」
「もう平気です」
「サクタ」
「はい」
「遠慮は、すんな」
「……はい」
自信がないから
一度も顔を上げられなかった