浅葱色の記憶
その夜





炊事場に近づく複数の足音




気配を消したつもり?




枕元の木刀に手を掛け
カウントを取る

動きを封じられないように
間合いに気をつけないと…




敵は、3人?




耳を澄まして、動きを読む



今だ!!



バキッ ドカッ  ゴンッ



「ひゃっ!」


4人!?


1人全く気配がしなかった

動きを封じられて、胸を触られる


「中山の言う通りだ…サクタが女だとはな」


中山さん…




足を掛けて、後ろに倒れる

素早く木刀を拾い、鳩尾をつく





< 45 / 171 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop