浅葱色の記憶
近藤さんが、宴を開いた


隊士らの為、時々開かれる


そういえば…




「豆菊って、中山さんと話してなかった?」

「へえ」

「もしかして、居所知ってる?」

「へえ」




当たり!!!




私、モテるらしくて
他の娘さんらも集まってきて
豆菊と話が出来ない…


スッ



豆菊が私の袖に紙を入れた


どうやら、接点を持ちたいのは
中山さんも同じらしい



今夜は、門限もない




チャンス!!!



とりあえず!楽しんでるフリ!!!

幹部の人達、お酒飲んで騒いでるけど
私の監視は、怠ってない

なにせ、前回 桂さんに出会っている



「うち、菊千代どす!
サクタはん うち、佳乃の幼なじみどす
佳乃と仲良くしてたの
羨ましく見てたんえ」


久しぶりに佳乃の名を聞き
フリ、ではなく楽しく話せた


「菊千代ありがとう!楽しかった!」

「まあ/////おおきに!」


なぜ照れる?


「可愛いな…また、話そう!」

「/////へえ おおきに!」




よし! 抜け出そう!!















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