浅葱色の記憶
茶屋に入ると向かい合わせに座った
「壬生浪士組 副長 土方歳三」
「同じく 沖田総司」
あ、名乗るの?
「佐久田…」 「サクタ様」
すっかり泣きやんだらしいが
「帰りましょう」
昨日は、薦めてたよね?
「どうした?」
俯く佳乃を覗く
「だって…
サクタ様、何もお持ちでないのに!
あのように挑発して向かって行くんですもの!いつか怪我をします!!」
私の心配してくれてたなんて
「佳乃 私が負けると思ったの?」
「いえ!お強いですから!
でも!怖かったんです!
サクタ様が怪我をしたらって、思ったら
とっても怖かったんです!!」
可愛い…
男なら、コロッといくな
「コホンッ お話中すみません
私達もお話に混ぜて下さいます?」
沖田総司は、遠慮がちに言った
「あ…すみません 忘れてました」
忘れてないけど、言ってみた
「壬生浪士組に入らねえか?
身分などいらない
腕の立つ奴が欲しいんだ
国や人の為に働く仕事だ!どうだ?」
土方歳三の目をしばらく見た
綺麗
真っ直ぐに私を見てる
「サクタ様 ダメ!危険です!」
ツンツンと私の袖を引っ張る
「ダメ!サクタ様、ずっとウチにいて!?
働きに出なくてもいいわよ!」
「だからって、佳乃の婿になれないよ」
「///// また、そのようなお戯れを!!」
女だとわかってて、いちいち照れる
純粋なとこが面白い
「そういうことなので、帰ります」
佳乃と店を出る
引き留めないんだ…
帰ってからも、大反対に合う
「壬生浪士組 副長 土方歳三」
「同じく 沖田総司」
あ、名乗るの?
「佐久田…」 「サクタ様」
すっかり泣きやんだらしいが
「帰りましょう」
昨日は、薦めてたよね?
「どうした?」
俯く佳乃を覗く
「だって…
サクタ様、何もお持ちでないのに!
あのように挑発して向かって行くんですもの!いつか怪我をします!!」
私の心配してくれてたなんて
「佳乃 私が負けると思ったの?」
「いえ!お強いですから!
でも!怖かったんです!
サクタ様が怪我をしたらって、思ったら
とっても怖かったんです!!」
可愛い…
男なら、コロッといくな
「コホンッ お話中すみません
私達もお話に混ぜて下さいます?」
沖田総司は、遠慮がちに言った
「あ…すみません 忘れてました」
忘れてないけど、言ってみた
「壬生浪士組に入らねえか?
身分などいらない
腕の立つ奴が欲しいんだ
国や人の為に働く仕事だ!どうだ?」
土方歳三の目をしばらく見た
綺麗
真っ直ぐに私を見てる
「サクタ様 ダメ!危険です!」
ツンツンと私の袖を引っ張る
「ダメ!サクタ様、ずっとウチにいて!?
働きに出なくてもいいわよ!」
「だからって、佳乃の婿になれないよ」
「///// また、そのようなお戯れを!!」
女だとわかってて、いちいち照れる
純粋なとこが面白い
「そういうことなので、帰ります」
佳乃と店を出る
引き留めないんだ…
帰ってからも、大反対に合う