浅葱色の記憶
翌日
「実はな…
中山にも、素性を聞こうとしたんだ
お前と同じように、頭痛がするようで
結局、聞けなかった」
やっぱり… そうなんだ…
「サクタ君、桂には話せたのかい?」
「いえ、何も
話してないんですけど、見られたというか」
「話せるかい?」
「中山さんが私を斬ったとき
中山さん…」 ズキンッ
ダメらしい
「聞かないことにしよう
過去がなんであれ、サクタ君は
今、新選組の宝だ!そうだろ?」
近藤さんが、言った
「宝だなんて、大袈裟な…」
「大袈裟じゃないさ
君が、寝ていた間、皆みっともなく
慌てていたんだからね」
「そうなんですか?」
皆を見回すと、照れて顔を赤くし
目を反らされる
「ありがとうございます!!!
帰ってこれて良かったです!!!」
「帰ってこれてって」
「どうしても新選組に帰りたくて
私…」 ズキンッ
「そうでした 言えないみたいです」
「なんとなくわかりましたよ」
山南さんは、フワリと笑った
「え!何!教えてくれよ!」
皆が山南さんに、聞くけど
「なんとなくだからね」
はぐらかした
「実はな…
中山にも、素性を聞こうとしたんだ
お前と同じように、頭痛がするようで
結局、聞けなかった」
やっぱり… そうなんだ…
「サクタ君、桂には話せたのかい?」
「いえ、何も
話してないんですけど、見られたというか」
「話せるかい?」
「中山さんが私を斬ったとき
中山さん…」 ズキンッ
ダメらしい
「聞かないことにしよう
過去がなんであれ、サクタ君は
今、新選組の宝だ!そうだろ?」
近藤さんが、言った
「宝だなんて、大袈裟な…」
「大袈裟じゃないさ
君が、寝ていた間、皆みっともなく
慌てていたんだからね」
「そうなんですか?」
皆を見回すと、照れて顔を赤くし
目を反らされる
「ありがとうございます!!!
帰ってこれて良かったです!!!」
「帰ってこれてって」
「どうしても新選組に帰りたくて
私…」 ズキンッ
「そうでした 言えないみたいです」
「なんとなくわかりましたよ」
山南さんは、フワリと笑った
「え!何!教えてくれよ!」
皆が山南さんに、聞くけど
「なんとなくだからね」
はぐらかした