浅葱色の記憶
私の体に変化があった


雪が積もり、寒い日だった




土方さんの部屋で、皆で話をしていた

会議とか、そんなんじゃなくて
これから先の夢とか語っていた


凄く素敵だと思い、うっとりと
皆の話を聞いていた



チカッ


目の前が病院の天井になった


「うそっ!なんで!!」


瞬きをすると、すぐ皆の顔が見えた


「なんだよ急に… つーか、顔色悪いぞ?」


永倉さんが近づいてこようとする姿が
途中から、私の母が再婚した相手

大嫌いな男の顔に変わった


「来るな!!やだ!来るな!!触るな!!」


永倉さんの手だとかわからなくなって
私は、慌てふためく

背中にドンと壁があたる


目の前には、病院の天井と…あの男


「う゛っ」


首を絞められた



目の前の視界は、永倉さんに戻ったけど

息ができない…


「真結!どうした!?おい!?
落ち着け!息しろ!おい!真結!!」


「ゲホッ ゲホッ 苦しかった…ケホ」


どうやら、解放されたらしい
死ぬかと思った!



「どうしたんだよ!」


「あの男… 私を殺す気なんだ…」


「あの男?」


「あー痛っ」 そうだった


未来の事は、喋れないんだった



「サクタ君… 首… アザが…」


「え?」






私の首には、しっかりと両手で絞めた痕が

意識があるのに、未来と繋がった



どういうこと?







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