浅葱色の記憶
約束の5日間が終わり



「出合茶屋にでも行ってこい」

「なんですかそれ?」

「永倉に言えばわかる」

「言えばいいんですね?」

「ああ」

「わかりました!いってきます!」



土方さんが、永倉さんと休みを合わせてくれた


別に、普段通りでいいのに、娘姿にされ

永倉さんと外出



「出合茶屋に行くようにって!」

「ゲホッ」



真っ赤になって咽せている



「お前、出合茶屋が何か知らねえだろ?」

「お茶飲むところじゃないの?」



コソコソと耳打ちしてくれた

////////////////////


つまり、ラブホテル!?





「すみません!!私!そんなつもりじゃ!
もう!土方さんたら!!酷い!!」


「からかったんだろうけど
何て答えて出てきたんだ?」


「いってきますって、言いましたよ!」


「あはははははっ!」


「もぉー!!笑いすぎです!!!」








これじゃ、私が誘った感じじゃん!

拗ねてると


「折角ですし、行きますか?」/////


なぜ、敬語!?


そして、なぜ可愛く照れてる!?



「そうですね…//////」



結局、誘ってんじゃん!












この時代


以外とオープンなのね



こういうこと包み隠さないんだ?



外で手とか繫がないのに、ヘンなの




帰ったら、連れてって貰ったか?

とか、普通にきくものなの?



何処行って来たの?



って、聞かれたら



普通に答えるものなの?







「ヤバイ… また、外様感だ」







あっけらかんとしてる永倉さんと違い


私、すっごい恥ずかしいんですけど!!!




そりゃ 公認の仲だけど


特別に屯所内で暮らしてて
同じ部屋なのは、異例だけど







冷やかしが半端ない!!!










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