私たちの、歪な関係



ーーー


「……………ちょっと、私が知らないうちにそんなに話進んでたなんて」


休みの日、いつかみたく花音の家にて報告会というかなんというか……

私は駿くんとのこと、隼とのことを話した。

………お母さんたちの事はまだ誰にも話す気にはならない。


「言ってくれてもいいじゃん!優衣ぃー!」


花音はそう言って私の肩を揺らした。


……ガクンガクンする。


「ご、ごめん!いろいろ心配かけたくなかったんだよ」

「私は心配したかった!
どんなことでも!だって小さい頃からずっと一緒で優衣の1番近くにいたのは私なんだから~!」

花音……

「ごめん。嬉しい」


花音の言葉に笑ってしまった。


花音、私もし男だったら花音と結婚してるわ。


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