私たちの、歪な関係
「お母さん嬉しいな」
お母さんはそう笑ってプリンを平らげた。
私もそんなお母さんをみてつられて笑顔になってしまった。
………そういえば、あの封筒お母さんみたのかな?
…少し聞きづらい。
「お茶入れてくる」
私は立ち上がると、お母さんの食べ終えたプリンを片付けるついでにお茶をいれた。
……聞けないよなぁ、離婚するの?
なんて。
素直にお母さんが言ってくるのを待った方がいいのか…な。
「はい」
お母さんにお茶を渡す。
「ありがとう」