私たちの、歪な関係
「昨日、ついついゲーム買っちゃったよ」
「みたいだね」
私の言葉に可笑しそうに笑う隼。
「なぁに?」
「ん?隈できてる」
すると隼はそう言って私の目元を指先で触った。
「ひぇ~、今日はちゃんと寝よう」
隈ができてたなんて…!
睡眠不足はよくない。
「そうしな」
隼はそう言って私の頭をポンポンと撫でた。
「あ、隼。」
「何?」
「今日お昼一緒に購買行く!」
確か隼はいつもパンだよね。
私も今日はパンだからついでに一緒に行こう。
花音はお弁当だし。
「了解、じゃあまた」
「うん、またね」
そして私は隼に手を振ると自分のクラスへ行った。