私たちの、歪な関係
ガチャッ
「もしもし」
『もしもし、今原さんのお宅ですか?!』
今原-イマハラ-とは離婚したのでお母さんの姓になったのだ。
学校には卒業まで如月で置かせてもらっているが。
「はい、そうですけど…」
『夜分にすみません!!
娘さんでございますか?!』
「はい…」
誰?
それにすごく焦ってる…
『私〇□病院の者ですが、お母様が!』
「え、お母さん!?」
『はい、すぐに来ていただくことは可能でしょうか!?
詳しいことはこちらで説明させて頂きますので!』
「わ、わかりました!すぐ伺います」
お母さん?
お母さんがどうしたの!?
深夜2時。
私はタクシーを急いで呼ぶと病院まで急いだ。
そしてそのタクシーの中で携帯を開くと、病院から電話が何回か来ていることに気がついた。
……なんで私気づかなかったの!