私たちの、歪な関係
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「よしっ、帰ろう!」
1通り買い物が終わり、2人でふたつのレジ袋を一つづつ持つと私たちは来た道を戻るように帰り道へついた。
「花音、そういえば今日バイトと塾大丈夫なの?」
「うん、今日は休み!
明日からまた少しあって年末年始はバイトかなぁ」
「忙しそうだね…」
「まぁ、忙しいけど…それなりに充実してるよ!大変だけどね」
「そっか!ならよかった。」
「優衣は?そういえば、クリスマス隼くんとどうだったの?」
「うん、楽しかったよ。」
「よかったじゃん!
結局プレゼント何あげたのー?」
「腕時計。オシャレなアクセサリーよりつけやすいかなって」
「なるほど!たしかに隼くんはアクセサリーよりそういう方がいいかもね!」
「うん!喜んでくれたよ」
「よかったよかった!」
私の事を自分の事のように喜んでくれる花音は本当にいい子。
なんで男はこんな花音を放っておくんだ!