私たちの、歪な関係



「すっかりうっかり……」


「本当にうっかりだね」


隼があんまりにも笑うので、少しむくれて言うと隼は「ごめんごめん」と笑って私の頭を撫でた。


「…生姜買ってくるね」

「ん」


私はささっと生姜をレジへ持っていくと、隼は「外で待ってるね」と私に耳打ちして行った。


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